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ある経営者の、痛みから出た工夫:賃金改定会議と面談のタイミング
面談サイトをご覧くださっている皆様
ずいぶん更新をご無沙汰しておりました。
にもかかわらず、
たくさんの方々にこのHPをご覧いただいておりますこと、
心よりお礼申し上げます。
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今日は、ある製造業のお客様からうかがった、
賃金改定会議と面談のタイミングの工夫の話です。
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そのお客様では、去年、
メインの業務に就いている大切な社員が、退職してしまったのです。
面談の際、
退職の意向を告げられ、
引きとめたけれどもその社員の気持ちは変わらなかったと。
退職の理由は、給料の面が大きいと、
その社員さんがおっしゃっていたとのこと。
経営者としたら、
よい社員だから今年の賃金改定は頑張ろう(昇給額を多くしよう)
そう考えていた矢先・・・だったそうなのです。
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そこでその経営者は、
「今年、これくらい昇給するからね」と面談の席でこちらから言ってあげていたら、
その社員は退職しなかったのではないか、
そうお考えになったわけです。
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社員が退職を考えるとき、
それはもちろん、単に給料だけが原因ということは少ないでしょう。
けれども、給料というのは、
もちろん金額が上がることのうれしさのほかに、
「自分が認められた証」にもなるのです。
そう考えると、
その経営者がおっしゃるように、
賃金改定会議を先におこない、
面談のタイミングで「君は今回これだけ昇給になるからね。」と伝えてあげるのは、
退職防止に効果がありそうです。
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面談と賃金改定額決定のタイミングは、
その企業の評価制度やその他いろいろな事情で違ってきます。
けれど、
去年の教訓を活かし、
今年賃金改定会議を開催する時期を
工夫をしてみたとおっしゃるその経営者。
すぐやってみる、変えてみる、そのチャレンジ、素晴らしいです!!