部下のことを好きになるには
管理職の方から、時々いただくご質問があります。
「部下のことを好きになるには、どうしたらいいんでしょうか?」
海外のサッカー事情に全然詳しくない私が、興味を持っている、好きな選手が1人だけいます。
テレビで名前を言っていれば、急いでテレビの前に。
新聞に名前が載っていれば、その部分だけ詳しく読む。
それは、イタリア、インテルのエトー。
去年の半ば、テレビ番組でエトーの特集をやっているのを、たまたま見ました。
エトーのプレー、エトーの家族、
エトーの苦労、エトーの素顔、エトーの笑顔・・・
それ以来、エトーのことが好きになりました。
そして、この
「テレビや雑誌で紹介されているのを見ると、その対象に興味を持つ、好きになる」
というのは、
今回に限ったことではありません。
考えてみるといつもそうなのです。
皆さんは、いかがでしょうか?
こういうこと、きっとあるのではないでしょうか?
部下を好きになる方法、
いろいろあると思いますが、
1つ、とても有効なのは、
この
「その部下のことを良く知る」ということです。
ちょっとばかり虫が好かない相手のことは、
よけいに知りたくも無くなってしまうかもしれません。、
でも、あえて、そう、あえて情報を集めてみる。
生年月日、出身地、職歴、家族、良く食べているもの、好きなタレント、やっている運動・・・
それから、その部下の様子を見る時間を増やすこと。
(もちろん、アラ探しの視点ではなく、純粋な気持ちで)
何十人もいる社員、
全員について、もっと知ろうと、
一人ひとりノートに情報をまとめている経営者がいます。
それもあえて手書きで。
本気になれば工夫できることは無限にある、そう思います。
部下を好きになる。その努力をする。
そして、そんな努力を積み重ねている自分自身のことも好きになる、私はそう思います。