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島津製作所で週1回の部長面談
今日の日経朝刊によると。
島津製作所では、2002年に田中耕一さんがノーベル賞を受賞して以来、日本中から優秀な学生が集まるようになった。けれども優秀ゆえに冒険しない「指示待ち」型研究者が増えてしまった。
「指示待ち」を減らすために会社が始めたのが、週に1度の部長級統括マネージャーとの面談。面談での上司の役割は、「相談にのる」「愚痴を聞く」。
何気ない会話を続けながら、自分がやりたいこと、やるべきことを引き出すのが面談のねらい。
なぜ面談によって「指示待ち」が減るのか・・・。
「指示待ち」はつまり、「自分で考えない」そして「チャレンジしてみない」ということ。まず、考えない相手に考えさせるためには、話を聞く、そしてその話の続きを促す、時には質問して、相手の答えを待つ。そういったやり取りが適切にされることにより、また必要であればちょっとしたアドバイスも有り、相手の「やってみよう」という気持ちが引き出されます。
面談を、「指示される」「何かやらされる」場ではなく、自分が考え、気づいくことができる場、意欲が出る場にできたなら、とっても素敵ですね。