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褒め上手だからこその叱り上手
昨日、顧問先の会社の総務部長さんと、こんなやりとりがありました。
プロジェクターに映った文字の上下の並びがどうもそろわなくて、「おかしいですねー、何で揃わないんでしょう。」と言っていた私。
「もしかして、微妙にフォントがちがうんじゃあ!?」
総務部長さんのお言葉に、フォントを調べてみると・・・なるほど、確かに0.5ポイントの差が。
「すごーい、私は全然気づきませんでした。さすがー。」
「山口さんって、ほんとに褒め上手ですねー。がぜんヤル気になっちゃいます。」
「そうですかー?よかった。」
「ほめられるとうれしいですよね。」
「そうですよね。でも、なかなか、この『褒める』ってこと、社内でされてませんよねー。」
「ホント。うちの会社の○○○(役職名)なんて、叱ってばかりですからねー。あれじゃあねえ。」
「そうなんですか。結構多いですよね、そういう方。」
「以前、自分の上司だった方が、やはり褒め上手な方だったんですよ。できてるところ、いい所をちゃんと言ってくれる。その上司に、叱られるのもかなり叱られたんですが、叱られても不思議に納得できたんですよね。いいところもちゃんと見てくれている、それがわかっていたからなんでしょうね、きっと。」
「そうなんですか!ほんとにそうですよね。」
植物も、雨続きでは腐ってしまいます。晴れの日があるからこそ、雨が効く。
「褒め上手 = 叱り上手」 ではありません。
でも、
「褒め上手だからこその叱り上手」
これは言えそうです。